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掐絲金龍2007.07.31更新
前漢時代
1969年河北県定州市陵頭村43号墓出土
金
高さ1cm 長さ4.2cm 重さ2.6g
定州市博物院蔵
龍は長い間帝王の象徴として崇められてきた中国古代の伝説上の動物である。この金龍は、木製と推定される下半身が欠落している。龍の頭部は、細金細工で仕上げられ、身体は金薄板上に鱗を透彫で表現し、それを筒形に巻き、頭部につないでいる。龍の身体には、小さなトルコ石が多くはめこまれている。この墓の被葬者は、後漢の中山王・劉暢で、熹平三年(174)に卒した。そのころ、シルクロードはすでに開通して久しく、中央アジアの金銀の加工技術が伝わって中国の金銀器工芸に大きな影響をもたらした。この金龍は、まさにこのような背景のもとに製作されたのである。出所:『中国の金銀ガラス展』
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