考古用語辞典 A-Words

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漆盤(複製) 2007.08.09更新

漆盤(複製)

【和:しつばん
【中:Qi pan
春秋戦国|彫刻・書画>漆盤(複製)

戦国時代 前5~8世紀
2000年成都市商業街船棺遺跡2号棺出土
木製
□径41.5cm、足径37.5cm、高さ23cm
成都市文物考古研究所蔵
木製の本体(木胎)に漆が塗られている。食物を盛る皿(盤)の表面部分には黒漆を下塗りしたのち、朱漆で紋様が描かれる。中央には○と十字を組み合わせた紋様があり、その周りは変形龍紋、菱形紋などで飾られている。丸く高い足部には黒漆の下地の上に、朱漆で渦巻きV字型紋や、変形龍紋が描かれている。底の裏面に記号がある。商業街船棺遺跡からは楽器・案(小机)・食器などの漆器が100点以上出土しており、四川で早くから漆器を製造する技術があったことをうかがわせる。出所:「よみがえる四川文明」

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