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王紋鉦(「王」の字がある鉦という楽器) 2007.08.09更新
【和:おうもんしょう】 |
【中:Wang wen zheng】 |
春秋戦国|青銅器>王紋鉦(「王」の字がある鉦という楽器)
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戦国時代 前5~3世紀
1972年重慶市涪陵区小田渓戦国上坑墓出土
青銅製
高さ29.2cm
四川省博物館蔵
鉦とはつるして叩く楽器。柄の部分が比較的長く8本の稜線が縦に入っている。鉦身の中央部分には両側に模様が鋳込まれているが、片方は錆が激しくて見えない。もう一方は、上部が渦巻き模様で目のようなものをあらわし、下部の左右にはちょうど「王」の字が見えるが、四川地域でもこれが「王」と認識されていたかはわからない。その間には虎のような動物らしきものがある。
この鉦が出土した墓は、巴族の支配層の墓と考えられており、巴蜀符号のある遺物が多く出土している。同じような図案の印章は滎経県や犍為県の戦国基から出土しており、四川全体が一定の文化圏を形成していたことをものがたっている。出所:「よみがえる四川文明」
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