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方形印章 2007.08.09更新
【和:ほうけいいんじょう】 |
【中:Fang xing yin zhang】 |
春秋戦国|青銅器>方形印章
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戦国時代 前5~3世紀
1992年什邡市絲綢廠出土
青銅製
一辺3.6cm、残存している高さ0.5cm
什邡市文物管理所蔵
鉦巴蜀符号があしらわれた印。鈕の部分は破損していて、印のすみにも孔がある。印の背面には山なりの対角線で4つに分けられ、それぞれに文字がある。「十」「方」「之」「王」と読み、十方はこの地域の地名である什邡に通じる。 したがって4つで「什邡の王」を意味しているとする考え方がある。印面は、文字ではなく符号である。全体は半分に区切られていて、一方の側には罍と鐸が中央の線をはさんであらわされている。「巴蜀方印」でも見られる符号で、これらは四川地域では支配者を象徴するものだったようである。もう一方の側はさらに対角線で区切られ、渦巻きなどの模様が見られるが、何を表現したのかはっきりしない。この印は背面に漢字、表面に巴蜀独特の符号があり、当時の四川の支配者が両者を併用もしくは受容していたことを示している。出所:「よみがえる四川文明」
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