戦国～前漢時代 前5～1世紀
1998年塩源県出土
青銅製
長さ16.5cm、幅8.8cm
凉山州博物館蔵
枝状の飾りの中央に短剣をつけた人物像、左右上部に2つの銭状の円に立って向かい合う人が乗った馬の意匠がある。放牧している様子を描いたものかもしれない。この飾りは形が揺銭樹に似ているが、銭の穴が方形ではないので揺銭樹の一部ではない。このような器物の出土は塩源県で数例見られるが、他地域の類例がほとんどなく、また使途が不明である。本に差し込んで杖として用いたのか、あるいは墓中の地面にさして使うなどの祭祀具だったとも考えられる。出所：「よみがえる四川文明」

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