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朝帯(忠孝帯・皇帝冬朝服) 2007.08.12更新

朝帯(忠孝帯・皇帝冬朝服)

【和:ちょうたい
【中:Chao dai
明・清|絹・衣類>朝帯(忠孝帯・皇帝冬朝服)

清(康熙期)
衣服類
長 226.0cm
北京故宮博物館蔵
この明黄色の朝帯は忠孝帯とも呼ばれ,清朝皇帝が正式の礼装〔朝袍〕を着用した時に用いられる帯で,絹糸で織られています。左右の帯環〔丸金具〕から白色の絹,珊瑚の飾り石が付けられた二つの荷包〔一般の場合には女性が男性に贈る匂袋〕および,袋にはいった火打ち石などが官一け付けられています。 さらに小刀を提げ, その鞘にはラピスラズリ, トルコ石,ルピーが嵌め込まれ,柄は午角で作られています。この帯は300年以上経つものですが,鞘の中の小刀は,今なお鋭く光っています。この朝帯は清朝早期の精巧な作りで,荷包などの刺繍は繊細で、当時の高い技術力を示しています。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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