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室藍色刺繍菊花文便袍 2007年08月16日(木)更新
【和:ほうらんしょくししゅうきっかもんべんぼう】 |
【中:Shi lan se ci xiu ju hua wen bian pao】 |
明・清|絹・衣類>室藍色刺繍菊花文便袍
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清(光緒期)
清朝後期の后妃が秋冬に着用した平常者の一種
衣服類
総丈130cm,両裄136cm,袖口17cm,裾幅84cm
北京故宮博物館蔵
便袍は清朝の后妃が日常に着用した平常着です。この種の服は,着用の際,快適で見た目も良く,また衣装として優れた装飾効果を備えています。
清代の后妃の服装の装飾文様は種類がとても豊富です。団花,団鳳や唐草あるいは折枝の蓮華,牡丹,梅花,蘭,竹,菊花などをもとに衣装の文様が作られました。この平常者は宝藍色繻子地に,多彩な色の絹糸で折枝菊花文が刺繍してあり,その模様は写実的に見え立体感があり,人々に穏やかさと優しい印象を与える文様となっています。菊花は,長寿を託した中国古来の伝統的文様であり.これらは吉祥文様として清朝の服飾において,幅広く使用されています。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』
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