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光緒帝大婚図冊 2007年08月22日(水)更新

光緒帝大婚図冊

【和:こうちょていたいこんずさつ
【中:Guang xu di da hun tu ce
明・清|彫刻・書画>光緒帝大婚図冊

清人
清(光緒期)
絹本,彩色(折本)
各:縦60cm、横112cm
北京故宮博物館蔵
愛新覚羅・載湉〔1872〜1908).1875年に即位し、34年間在位しました。光緒14年〔1888〕慈禧皇太后の意向により,載湉は副都統桂祥の娘葉赫那拉氏を皇后に迎えました。清の宮廷の典礼に基づいて、皇帝の結婚は大婚と称され,長い準備期間を要しました。光緒帝の大婚の儀式は光緒14年に準備が始まり,翌15年正月27日に終了しました。この時期清朝は,外辺や国内の災害や戦乱しで戦費も逼迫していましたが,この大婚は白金550万両を費して挙行されました。その儀式は,納采礼(女性へ贈る求婚の礼品.すなわち結納),大徴礼(女性へ贈る婚約の礼品),冊立奉迎礼(妻を娶り結婚する),太和殿大宴,皇帝頒詔(皇帝が詔書を公布し,臣民に広く告知する),慶賀・宴会などと儀式典礼は非常に繁雑でありました。この〈光緒大婚図)は9冊からなり,場面が宏大で人物も非常に多く,婚礼の全過程が生き生きとかつ詳細に描かれています。前冊は工部〔官営工事等を司る官庁〕において調えられた鳳與などがあり,内務府の役人,鑾儀衛らにより太和門から出立し,坤寧宮にいたる情景を描いています。後冊は宝冊亭,宝印亭に続き皇后の嫁入り道具200荷がこれに続き,大婚前2日がかりで恭々しく運ばれている様子が描かれています。この長い行列は午門より太和門,中左門,後左門を経て乾清門から内廷に入ります。落款は「光緒15年正月22日から24日卯の刻までつらなって運びこまれた」と記されています。(款記は冊の上部に書かれしています。)全体の筆法は謹厳繊細で少しも乱れがありません。色彩は華麗で堂々としており,人物の描法も正確ですが,生き生きとした様子というよりは,儀式の様子を端々と描写するという宮廷風にのっとっています。この時代まだ写真技術が発達しておらず,この図冊は,大婚の全過程の正確な資料としてだけでなく,光緒帝の大婚という重要な歴史事項の研究資料としても貴重なものと考えられます。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

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