考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

珊瑚朝珠 2007年08月23日(木)更新

珊瑚朝珠

【和:さんごちょうじゅ
【中:Shan hu chao zhu
明・清|金銀・玉器>珊瑚朝珠

清時代
周長 160cm
北京故宮博物館蔵
朝珠は清刊の宮廷で用いられた礼装用の装身具です。着用に際しては厳格な規定があり,皇帝の場合,明黄色の朝服に〔儀式用礼服〕には東珠〔中国東北部産の玉〕の朝珠,祭大には藍色の朝服とラピスラズリの朝珠,祭地〔地を祭る儀式〕には琥珀,祭日〔太陽を祭る儀式〕には紅色の朝服と瑚瑚の朝珠,祭服〔月を祭る儀式〕には薄い藍色の朝服とトルコ石の朝珠を用いました。この朝珠は祭日の儀式の際に首に掛けた物です。108個の珊瑚玉の主珠を連ね,その間にラピスラズリの母珠四個,ラピスラズリの仏塔形一個を配し,金メッキした銅線細工の護符の背雲〔下げ飾り)とトルコ石の記子珠を連ねた記念三本を垂らし,背雲の先端と記念の先端にはルビーとトルマリンが使われています。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.