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盉(三星堆遺跡) 2007年09月01日(土)更新
三星堆遺跡出土
陶器
高41.2cm
三星堆博物館
盉とは青銅器の名称を借用した命名で、使用性から考えて「注水器|の 一種とみなした方が妥当であろう。三本足、把手、胴体、そして注口からなり、形が鳥に似ているところから「鶏彝」という呼び方も過去ではあった。このような形のに器はその源流をたどると、やはり長江下流域および黄河下流域という沿海地方に最初に出現したことがわかる。黄河中流域においては二里頭文化の中に頻繁に見られていたが、殷時代になると、廃れてしまった。これは三星堆文化の中ではおよそ4000ー3800年前(第二期)に登場して以来、西周時代前期という終焉まで存続していた。三星堆文化の上器系統の中にこの「陶盉」は文化の指標になるほど極めて大きなウエイトを占めていた。出所:『三星堆』
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