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銀製鎏金把手付水瓶 (国宝) 2007年09月06日(木)更新
【和:ぎんせいりゅうきんとってつきすいびょう】 |
【中:Yin zhi liu jin dai ba shou shui ping】 |
晋・南北朝>金銀・玉器>銀製鎏金把手付水瓶 (国宝)
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5世紀頃
銀
高37.5cm、頸高6cm、流長9cm、最大腹径12cm、圏足高8cm
1983年寧夏回族自治区固原県南郊李賢墓出土
寧夏固原博物館蔵
口が家鴨の嘴に似て、頸部は細く、胴部が深い高い圏足のある水瓶一方に把手がつく。頭部と胴の間、圏足の上部及びその縁にはそれぞれ突起した連珠文が一周施され、把手と胴部が接する両端には一つずつ獣頭が鋳造される。また、把手の上部には壷の口に向けて―つの彫りの深い胡の人頭像が鋳造されている。腹部の周囲には人物の画像が打ち出される。向かい合った男女が三組、全部で6人いて、どのカップルの服飾や姿もそれぞれ異なる。すぐれた兵士が女性の愛を得た情景を表現している。人物の頭髪や衣服は細い線で描かれ、その線はすっきりと流れるようである。人物の下には一回りの波状文と波の中で、 2匹の海獣が1匹の魚を目がけて追う情景が、細い線で彫られている。この水瓶はシルクロートを通って東にもたらされたペルシャのササーン王朝の工芸品で、この発見は中国と西方間の交通史と文化史の研究のためにこの上なく貴重な実物資料を提供している。出所:『敦煌・西夏王国展』図録
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