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蔵経洞出土経巻1 2007年09月08日(土)更新

蔵経洞出土経巻1

【和:ぞうきょうどうしゅつどきょうかん
【中:Cang jing dong chu tu juan
晋・南北朝>彫刻・書画>蔵経洞出土経巻1

『妙法蓮華経』法師品第十
北朝
長164cm、縦27.4cm
甘粛省敦煌県莫高窟第17窟出土
敦煌研究院蔵
この経巻は、四つの残巻を組み合わせたものである。全部で103行(最後の11行は欠け、末行は2字しか残っていない)。この経巻には完全な紙が3枚あって、どの紙も49cm、30〜31行からなり、1行は18〜22字で統一されていない。行間は1.4〜1.7cmは天1.3cm、地1.2cmである。第24行は経題で、「妙法蓮華経』見宝塔品第十一とある。
紙の色は茶褐色。時代は北朝、ただ中間が欠けていて、つながらない。
この経を『大正蔵』と照合すると、大きな違いがある。たとえば、@「若干此経忘失句逗」は、写本では「句頌」となっており、A偈語の中の「去仏智甚遠」は「去仏道甚遠」、「得見恒沙仏」は「得見を恒可仏」となっていて、 これは写本に誤りがあるようである。B「龕室千万」が「堪室千万」、龕と堪の音が通じているからと思われる。C「如所説者、皆是真実」を写本はまちがって「皆是真実」、D『大正蔵』の第9巻33頁上欄4行目の「宝綢羅上」を写
本では「宝網羅覆其上」、 これは写本が正しいと思われる。E同じく第2欄の2行目の「釈迦牟尼仏」から12行目の「天宝花通布其他」まで、写本はこの段が欠如している。これはあきらかに遺漏ではなく、写本の元になる本にもこの段がないと思われる。 というのは、写本というのは厳格な校正を経て作られるものであるからで、このことは校正の符号の「レ」や「ミ」から分かり、両者を比較して、写本がすくやれている。F写本の中の「座位」ということばの「座」という字のすべては、皆「坐」と書かれ、座と同じである。その字は『大正蔵』第9巻32〜33頁に見られる。出所:『敦煌・西夏王国展』図録

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