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彩陶船形壷 2007年09月28日(金)更新
【和:さいとうふねがたつぼ】 |
【中:Cai tao chuan xing hu】 |
新石器時代|陶磁器>彩陶船形壷
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新石器時代仰韶文化・前5000~4000年頃
1958年陝西省宝鶏市北首嶺98号墓出土
土製、彩色
高15.6cm、長24.8cm
中国歴史博物館蔵
両端が尖った横長の胴の中央上部に口が付く。胴の両肩には、紐を掛けるようなつまみが1つずつ付いている。変わった形の土器で、類例はこれを含めて3例しか知られていない。この作品の胴には網のような紋様が描かれている。全体の形状と網のような紋様から、この土器は船を模したとする説が有力である。ただ2つのつまみが付いたこの形が、革袋(動物の皮で作った液体を入れる袋)によく似ているとの指摘もある。いずれにせよ、日用の土器ではなく、埋葬用に特別に作られたものと考えられる。
この土器が供えられていた北首嶺98号墓は、土器を3個供えただけの、当時としてはごく一般的な墓である。出所:「中国国宝展」
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