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刻紋甕 2007年09月29日(土)更新

刻紋甕

【和:こくもんかめ
【中:Ke wen weng
新石器時代|陶磁器>刻紋甕

新石器時代・大汶口文化・前3000~2500年頃
1992年安徽省蒙城県尉遅寺96号墓出土
土製
高60cm、経30cm
中国社会科学院考古研究所蔵
 子供を葬った甕棺である。大汶口文化では、この種の土器は、棺あるいは墓の副葬品として用いられる。本来、宗教教的な目的で作られた器物とする説と、酒を作る甕を転用したものとする説とがある。
この甕には、胴部に3つの部分からなる紋様(写真下)が刻まれている。これとほとんど同じ紋様が、他の遺跡で出土した土器や玉器に刻まれた例があることから、一定の意味を持つ記号であったと考えられる。さらに進んで、この3つの部分は、上からそれぞれ日、火、山を表わす象形文字であり、全体で「日+火+山」という文字になるとの説とが出されたことがある。この説の当否はともかく、本作品が文字の起源を考える上で重要な資料であることは間違いない。出所:「中国国宝展」

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