新石器時代・紅山文化・前4000～3000年頃
1982年遼寧省喀左県東山嘴出土
土製
残高5cm
遼寧省文物考古研究所蔵
　腹の突き出た女性像で、妊婦を表わしたものであろう。新石器時代には、世界各地で妊婦を表わした土偶が作られているが、中国の新石器時代には例が少ない。数少ない中国の妊婦土偶として注目される作品である。
東山嘴では、紅山文化に属する大規模な石造建築造構が発見されている。本作品を含めて小型妊婦像が2点、等身大の2分の1と考えられるやや大形の土製人体像の破片が約20点出土し、また玉器も発見されている。当時の宗教活動の中心地の1つと考えられる。出所：「中国国宝展」

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