新石器時代・良渚文化・前3500～2500年頃
1987年浙江省余杭県瑤山9号墓出土
玉
長6cm
浙江省文物考古研究所蔵
　細長く、錐のような形をしているので、錐形玉器と呼ばれている。一端は尖り、一端に細い突出があり、そこに孔が穿たれている。出土状況からすると、数本を1組として、尖端部が上を向くようにして用いたようである。詳しいことはわからないが、布などに縫いつけてあったのであろう。
この作品は、この種の玉器では短い部類に属する。側面には2種類の顔の紋様が上下2段に刻まれている。普通の玉琮では1段に4つの顔が刻まれるが、ただし小型であるためか、本作品では1段に2つの顔しか刻まれていない。出所：「中国国宝展」

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