考古用語辞典 A-Words

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獣面紋飾板 2007年10月02日(火)更新

獣面紋飾板

【和:じゅうめんもんかざりいた
【中:Shou mian wen shi ban
殷・周時代|青銅器|石器・ガラス>獣面紋飾板

緑は石、青銅 
長14.2cm、幅9.8cm
1981河南省偃師市ニ里頭V区4号墓出土
ニ里頭文化・前18世紀頃
中国社会科学院考古研究所蔵
 獣面を正面から見たところを表わす。青銅の板の窪みに緑松石(トルコ石)を嵌め込んで装飾している。両側に鈕(紐を通す孔のあるつまみ)が2つずつ付く。このような飾板は三里頭遺跡の3基の墓から発見されている。いずれも遺体の胸あるいは腰のあたりから出土した。中国における青銅器のなかで最古の例の1つであるのみならず、青銅器に緑は石を象嵌した例としてももっとも早い。四川省三星堆1・2を坑のすぐ近くからも、獣面紋はないがこれに似た飾板が出土している。二里頭文化のこれらの飾板を模倣したものであろう。出所:「中国国宝展」

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