玉
幅23cm、高21cm
1981年河南省偃帥市ニ里頭V区6号墓出土
ニ里頭文化・前16世紀頃
中国社会科学院考古研究所蔵
　中央に孔の開く、斧の形をした玉器。刃が普通の弧を呈するのではなく、多角形のように角がある形をなしているのが特徴である。また両側には3つ1組の小さな突起が2組、6つずつ付けられている。このような歯状の装飾は龍山文化の時代の玉器にときおり見られるもので、その名残と考えられる。このようなさまざまな特色をもった鉞は、あまり類例がない。ニ里頭文化の墓から各種の陶器とともに出土した。出所：「中国国宝展」

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