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旅父乙觚 2007年10月09日(火)更新

旅父乙觚

【和:りょふいつこ
【中:Lu fu yi gu
殷・周時代|青銅器>旅父乙觚

青銅
高25.2cm、口径13.3cm
1976年陝西省扶風県荘白村出土
西周時代・前11〜10世紀
周原文物管理所蔵
 觚とは口の広がった筒形の杯である。酒を飲むためのものと考えられている。これは觚としてはかなり特異な型式を示している。器体に紋様がなく、下部がはなはだしく細くなる。圏足部の紋様には普通雷紋などの地紋のあるべき場所に地紋がない。そこには元来地紋の代わりに象嵌装飾があり、それが脱落したものと考えられている。器形からいっても紋様からいってもこのような觚は珍しいが、この荘白1号窖蔵(埋納坑)からは似た觚が他に4点出土している。圏足の内側に「旅父乙」の銘がある。荘白1号密蔵からは「折」の銘を持つ銅器が4点発見されているが、それらにも「父乙」の名が見られる。この觚の銘の「父乙」は、他の「折」の銘にある父乙と同一人物かもしれない。 出所:「中国国宝展」

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