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馬(兵馬俑) 2007年10月14日(日)更新
土製
長233cm、高172cm
1976年陝西省西安市臨潼区秦始皇陵兵馬俑坑1号坑出土
秦時代・前3世紀
秦始皇兵馬俑博物館蔵
4頭立ての戦車を引いた馬である。今日の競走馬よりはだいぶ小さい。次の漢時代に汗血馬と呼ばれた大型で力の強い馬を西方から輸入することによって、中国の馬が改良されたといわれるが、秦始皇陵兵馬偏坑の馬は、それ以前の中国の馬の姿を伝えている。たてがみを前に伸ばし、耳の左右に振り分けている。これは始皇帝陵周辺から出土する馬を表わした作品に共通してみられる特徴で、奏で流行した馬の装いらしい。尾の先端を縛るのは、尾が車馬具に絡まらないようにしたためであるが、これは他の時代、地域にもしばしばみられることである。 出所:「中国国宝展」
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