考古用語辞典 A-Words

用語入力


      

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

如来立像3(龍興寺) 2007年10月19日(金)更新

如来立像3(龍興寺)

【和:にょらいりゅうぞう
【中:Ru lai li xiang
晋・南北朝|石器・ガラス>如来立像3(龍興寺)

石灰岩、彩色、金
高156cm
1996年山東省青州市龍興寺址出土
北斉・6世紀
青州市博物館蔵
 北斉の時代には、インドや東南アジアからの影響を強く受けた実にさまざまな形の仏像が作られた。本像もそうしたうちの1体である。
伏し目の穏やかな表情は、インド・グプタ朝の仏像を思わせる。顔の輪郭を丸くすることもグプタ仏と共通するが、本像はやや大ぶりでふっくらとしており、また、細身の体とあいまつて頭部の大きさがより強調されている。頭部も前後は師偏平に作られ、また、体部の側面観は薄い。体に密着して衣を着け、衣紋線は断面を半円形の隆起線とし、両端が細くなるよう線の太さに変化がつけられている。
グプタ朝のマトゥラー派、サールナート派の如来像の衣は、両肩を覆う通肩が一般的である。これに対して、アマラーヴァティーやナーガールジュナコンダに代表される南インドでは偏袒右肩(右肩をあらわにする)の如来像が多く、その形式は東南アジアへも伝わった。南インドの如来立像は、衣紋線を細かく密に刻むことが多く、また、体の正面から左腕にかかって腕の外側に垂れる衣を作り出すために、本像のように体の左側の輪郭を明瞭に表さない。
両腕を失うものの、美しい衣紋と微妙な肉体の表現は、龍興寺出土仏像の中でも出色の出来ばえを誇る。 出所:「中国国宝展」

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.