考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

弥勒七尊像(臨漳県) 2007年10月21日(日)更新

弥勒七尊像(臨漳県)

【和:みろくしちそんぞう
【中:Mi lei qi zun xiang
晋・南北朝|石器・ガラス>弥勒七尊像(臨漳県)

白大理石
高55.5cm
1965年河北省臨漳県習文郷太平渠出土
北斉・6世紀,
河北省文物研究所蔵
  中尊は、大型の円形頭光を負い、反花をあしらった八角の框座に交脚に坐す。その両脇には内から、剃髪の比丘、螺害の髻比丘、菩薩が、いずれも蓮台上に立つ(右菩薩は欠失)。円形頂光には、蓮弁、唐草、蓮華化生、宝珠を表わ丸また、頭光の裏面には二仏並坐像と両脇侍菩薩、宝珠を浮彫する。
台座からは樹木が伸びるが、上部の大半が失われている。台座側面と背面には八神が表わされる。背面向って左から、珠神、鳥神、象神、魚神、台座右側面は表面がやや不鮮明ながら向って左が手に持つものの大きさや形からみて山神あるいは火神、右が獅子神とみられ、台座左側面には向って左から樹神、風神が並ぶ。背面向って左側の樹木の前では如来の前に1童子が跪く。また、右側には、如来立像と如来に布施する3人の童子を表わす。『文殊支利普超三昧経』幼童品第四などにみる小児が仏に珠を供える説話を表わしたものであろうか。 出所:「中国国宝展」

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.