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薫球 2007年10月25日(木)更新

薫球

【和:くんきゅう
【中:くんきゅう
隋・唐・五代|金銀・玉器>薫球

銀、鍍金
直径5.8cm、鎖長17.7cm、重92g
1987年陝西省扶風県法門寺出土
唐時代・9世紀
法門寺博物館蔵
 からだや服こ香りをおびるために携帯する、いわば香袋に類する器物で、内部中央に設けられた小皿で香を焚き、上部についた鎖を腰帯などに留めて使用した。内部の小皿は二重の鐶(リング)によって支持され、それらの鐶は各々独立して回転する仕組みとなっていて、全体が揺れ動いても香をのせる小皿は常に水平を保つよう設計されている。半球形に成形した蓋と身を、蝶番によって繋げて開閉できる機構とし、携行時にも蓋が開かないよう、蝶番と対称位置に釣り針状の金具を付け、それを側面の小さな鐶にかけて固定する。表面には、透彫と線刻によって花島紋を表現し、部分的に鍍金をほどこしている。
法門寺地宮からは、もう1器、これより大ぶりの薫球が発見されている。唐代前半期の遺跡からも同種の遺品がいくつか出土していて、唐代を通じてこの種の薫球が盛んに使用されていたことがわかる。 出所:「中国国宝展」

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