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李柏尺牘稿 2007年10月27日(土)更新

李柏尺牘稿

【和:りはくせきとくこう
【中:Li bai chi du gao
晋・南北朝|彫刻・書画>李柏尺牘稿

東晋・咸和三年(328)頃
23.5×28.3cm
龍谷大学図書館蔵
 前涼王の張駿に仕えて関内侯となり、西城長史に任ぜられていた李柏が、焉者王ヘ送った尺牘(手紙)の草稿である。漢以来の隷書的波勢を残しながら、右廻りで前のめりにゆらいだ姿をみせ、横画は山型に、右下払いの筆を落したように流している。この文書は第三国本願寺探険隊が明治四十二年(1909)、新彊省ロブノールの西北コンチエダリアの流域で発見したもので、同時の探険家スタインやヘディン発掘の文書中にも同様の書風が数多く見られる。書写年代については、わが羽田亨博士は咸和三〜五年(328〜330)間とし、王国維は永和元年(345)頃としている。いずれにしても、王羲之若年の時期に相当する。四世紀初期における中国一般に行われた書風を示すものとして、また、行草書が完成する過渡期の資料として、書道史上きわめて意羲深い遺品である。出所:「書の歴史」

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