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十七帖 2007年10月27日(土)更新
王羲之
東晋・四世紀
王羲之の尺牘をまとめた法帖で、巻首の手紙に「十七日先書…云々」とあるので十七帖と総称される。唐太宗の命により編集され、模本を以て作らせた刻帖ゆえ、王羲之の真相などの程度伝えるものなのかは判らないが、すっきりと簡略化された草書体、 一字ずつを丹念に書く筆の運びなど、その書法は実に洗練されたものである。ために草書中最高とされ古来、手本用に供されてきた。
この一連の手紙は概ね蜀の周撫に宛てたもので、蜀の歴史や風物に関する記事が多い。書風および書式もほとんど同様であり、羲之四十歳頃の作と考えられている。出所:「書の歴史」
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