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雁塔聖教序 2007年11月01日(木)更新
【和:がんどうしょうしょうじょ】 |
【中:Yan ta sheng jiao xu】 |
隋・唐・五代|彫刻・書画>雁塔聖教序
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褚遂良
唐・永徽四年(653)
雁塔聖教序は、唐太宗がインドから帰った玄装三蔵のために自ら撰して与えた序文である。また、これに合わせて、当時皇太子であった高宗も述三蔵聖教序記を撰している。このニツの序記は永徽四年にいたり、褚遂良が筆を揮い二碑に刻され、長安の慈恩寺大雁塔初層の南面両側に嵌入された。
褚遂良(596―658)は浙江銭塘の人。尚書右僕射に任じ、河南郡公に封ぜられた。太宗の信任厚く、書における相談相手でもあった。この碑は彼五十八歳時の書。隷法をまじえた筆のうねり、浮き沈みが顕著な筆の運びなど、 一見して優雅で繊細な趣を感得できるが、その底には彼の強烈な精神が作用しているものと思われる。出所:「書の歴史」
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