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朱巨川告身 2007年11月01日(木)更新
徐浩
唐・大暦三年(768)
徐浩(703―782、字は季海)は浙江越州の人。明経に抜擢され、粛宗のとき中書舎人を授けられた。文辞に巧みで速く作ったので、その寵愛は格別で、皇帝の詔勅の大半は徐浩の手になったという。また書法を父嶠之より受け、草隷をよくした。
これは大暦三年、朱巨川に豪州鍾離県令が授けられたときの告身で、むろん款署はないが、徐浩六十六歳時の筆と考えられている。少し軟い楷書で、筆勢は沈雄、盛唐期の重厚さがよく滲み出ている。台北故宮博物院蔵。明の戯鴻堂帖ほか多くの集帖に刻入されている。出所:「書の歴史」
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