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尺牘 2007年11月01日(木)更新
蔡襄
北宋・11世紀
29.8×50.8cm
蔡襄(1012―1067)は福建遊県の人。天聖八年(1030)の進士。福州、泉州知事を歴任し、翰林学士、端明殿学士となった。詩文に長じ、史実に明るく、書法を能くし、世に「行書が第一、小楷が第二、草書が第三」という批評がある。
この正月十一日付の手紙は台北故宮博物院所蔵。彼の書には慎重な筆の運びが多いが、これは活達自在な率意の書ということができる。王氏一族の風を習得したと思われ、やや後の黄庭堅は、蔡襄の行書尺牘は甚だ秀麗であると評している。出所:「書の歴史」
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