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盤谷歌 2007年11月02日(金)更新
朱耷
清・17世紀
165.5×46.5cm
朱耷(1626―1705…)は明の石城府王の孫として江西南昌に生まれた。字は雪個、号は八大山人。崇禎十七年(1644)明が亡び、南昌が清に占領されると、奉新山に隠棲して僧となり、悲憤の情を書画に託したという。
作品は唐の詩人韓退之の「送李愿帰盤谷序」―志を得ず盤谷に引籠ってしまった友人に贈った詩―を書いたもの。自らの想いを韓退之の詩に託したものか、彼は好んでこの詩を書いている。八大山人は魏晋や顔真卿を学んだというが、その書は実に個性的で、師法の跡が見当らぬユニークな作風を示している。文字の構成は奇逸で、筆鋒をつつみかくすような平静淡泊な筆致が、まことに高い風韻をかもし出している。出所:「書の歴史」
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