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四大字 2007年11月02日(金)更新
康熙帝
清・康熙ニ十五年(1686)
211.0×108.0cm
清朝第四代皇帝、康熙帝(1654―1722)は政治的にも文化的にも大きな功績をのこし、清朝の基礎を固めている。そして、終生書を楽しみ、明末の董其昌を学んで、康熙様式の担い人として新風をうちたてた。
この作品はごく淡い蘇芳色の滑らかな蠟箋に、漆黒のごとき濃墨を用い大書したもの。まさに威風堂々たる大幅で、康熙二十五年二十二歳の御筆になる。董其昌を倣ったとはいうがこの四大字には、高貴な者の威厳、董とは異質の満人皇帝の人間臭さが滲み出ているように思われる。出所:「書の歴史」
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