考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

四体帖 2007年11月02日(金)更新

四体帖

【和:したいじょう
【中:Si ti tie
明・清|彫刻・書画>四体帖

鄧石如
清・嘉慶二年(1797)
29.5×44.0cm
 鄧石如(1743―1805)は安徽懐寧の人。字は頑伯、号は完白山人。家が貧しく、刻印を売りながら山水遍歴の旅をかさね、金石の拓本により書技を学んだ。書は五体を巧みにしたが、とりわけ篆隷において豪毅高古の風格をうちたて、碑学派の雄として帖学派の劉墉と並び称される。また篆刻において浣派の祖といわれ、近代の呉譲之、赴之謙ら新風の出発点となった。
この作品は篆隷楷草四体で揮毫した書冊の一、古人の語を篆書でかいた部分である。縦長な字形、円い曲がり角、息をつめるように引く線など、小篆の特徴を巧みに表現している。嘉慶二年、五十五歳時の力作である。出所:「書の歴史」

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.