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八重宝函(舎利容器) 2007年11月03日(土)更新

八重宝函(舎利容器)

【和:はちじゅうほうかん・じゃりようき
【中:Ba chong bao han
隋・唐・五代|金銀・玉器>八重宝函(舎利容器)

唐・9世紀
1987年法門寺塔基地宮後宝山土
法門寺博物館蔵
 法門寺地宮で発見された4枚の舎利のうち、最初に見つかった第一の舎利が納置されていた容器である。「衣物帳」の記事に照らしてみると、咸通14年(873)、法門寺の舎利を都。長安へ迎えるのを契機として制作され、翌年の地宮造営の際に、舎利とともに地宮後宝へ奉納されたと考えられる。大小8個の容器がそれぞれ入れ子状に重ねられ、全体で一つの舎利容器(八重)となる。舎利を安置する最も内側の1個を除いて各々に錠が備わり、舎利を保護し、荘厳する役割を果たしていた。発見された時には、全体が紅色の錦でおおわれていたが、この錦は著しく損傷し、最外の木製(香木)容器は、すでに原形をとどめないほど壊れていたため、その内部に入っていた7個の容器のみが示されている。これら7個の容器も、発見時には、一つ一つが絹布で包まれていた。素材・意匠とも贅が尽くされた豪華な仕様を見せ、これまでに知られている舎利容器の中でも、最も丁重な仕様の遺品であり、舎利に対する厚い信仰のほどがよくうかがわれる。出所:「唐皇帝からの贈り物」

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