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金「迎真身」鉢 2007年11月09日(金)更新

金「迎真身」鉢

【和:きん「げいしんしん」はち
【中:Jin「ying zhen shen」bo
隋・唐・五代|金銀・玉器>金「迎真身」鉢

唐・咸通14年(873)銘
鍛造
1987年法門寺塔基地宮後室出土
口径21.2、高7.2cm、573g
法門寺博物館蔵
 鉢は、もともと梵語Patraの音訳語で、鉢多羅などと表記されていたのが略されて、漢語に定着したものであり、狭義には、僧侶が托鉢などの際に使用する食器をさす仏教では、鉄製(鉄鉢)が正規のものとされるが、金・銀・銅などでも制作され、本来の用途とは別に、供養具としても用いられるようになった。金「迎真身」鉢・銀鍍金団華文鉢1・銀鍍金団華文鉢2は、いずれも法門寺地宮後室から発見された鉢で、金「迎真身」鉢が金製、銀鍍金団華文鉢1と銀鍍金団華文鉢2が銀製鍍金になる。
本器の口縁外周に別記のような銘文が刻まれ、それにより、咸通14年(873)、法門寺の舎利(「貞身」)を都に迎える際、その供養のために時の皇帝・懿宗(在位859~873年)が制作させたものと判明する。銘文の冒頭に記された「文思院」は、当H寺、宮中用の金銀器の制作を担当していた部署である。皇帝の勅願にふさわしく、金がふんだんに使用された、比較的大ぶりの作となっている。法門寺地宮からは、このほかに迦陵頻伽文の金鉢が発見されていて、どれも舎利を供養するためのものと推測される。唐代晩期の金銀製の鉢がこのようにまとまって見つかったのは初めてのことで、法門寺地宮ならではの特色といえる。出所:「唐皇帝からの贈り物」

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