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青銅蓋付柄香炉 2007年11月10日(土)更新
【和:せいどうふたつきえごうろ】 |
【中:Qing tong dai gai bing xiang lu】 |
隋・唐・五代|青銅器>青銅蓋付柄香炉
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唐・8~9世紀
鋳造
1971年陝西省西安市北郊白家口出土
長37.5cm、高7.0cm、650g
西安市文物保護考古所蔵
青銅蓋付柄香炉は、長い柄を手にしながら香を焚くのに使用する柄香炉である。柄香炉は、中国では、六朝時代(220~589年)以来、仏教儀礼を
中心に頻繁に使用されたらしく、今日でも数多くの作例が遺存し、絵画や彫刻に表現された例も相当数にのぼる。
本器は、法門寺とは離れた西安市街の北部で出土した遺品で、青銅製(鋳造)になる。柄の端に瓶形の重しが付いた、柄香炉の典型の一種であるが、細長い柄を備える円形の蓋が具備されているのは、非常に珍しい。作風からすると、8世紀後半から9世紀頃の制作と考えられよう。柄、炉、器台は別造され、鋲留めや鑞付により、各部が接合されるなど、素材を異にしながら、この種の器に共通する作法が見られる。出所:「唐皇帝からの贈り物」
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