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玳瑁貨幣(開元通宝・10枚) 2007年11月13日(火)更新
【和:たいまいかへい】 |
【中:Dai mei huo bi】 |
隋・唐・五代|青銅器>玳瑁貨幣(開元通宝・10枚)
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漢~唐・前2~後9世紀
1987年法門寺塔基地宮後室出土
径2.7~2.8cm、厚0.12~0.17cm、重1.7~2.0g
法門寺博物館蔵
法門寺地宮には、入口近くの階段や隧道(通路)をはじめ、各室に納置された器物の内外や後室奥の秘龕をふさいでいた床など、随所に大量の貨幣が置かれていた。総計1万5千余枚に達するという膨大なもので、地宮の鎮めや含利への供養の意味が込められていたものと考えられる。
玳瑁貨幣は、玳瑁製の「開元通宝」(「開通元宝」ともいい、銅銭では唐・武徳4年〈621〉初鋳)で、地宮後室の銀灯に入れられていた。玳瑁は、海亀の甲羅すなわち鼈甲のことで、仏教では七つの宝物(七宝)のひとつにあげられる。珍貴な素材になるこれらの貨幣は、実用ではなく、あくまで奉納用と見られる。出所:「唐皇帝からの贈り物」
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