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鉄錠 2007年11月14日(水)更新
唐・9世紀
鋳造・鍛造
1987年法門寺塔基地宮第一門出土
長28.0cm、重959.5g
法門寺博物館蔵
法門寺地宮では、隧道(通路)、前室、中室、後室の各室入口に、それぞれ石門がもうけられ、鉄錠によって閉じられていた。鉄錠は、その第一門(隧道入口)に付けられていた鉄錠である。釣り針状に曲げられた2本の腕の一方の端に、先の尖った円錐形の部位が付き、それをもう一方の腕の端に差し込んで、錠を閉じる仕組みである。
鉄錠、鍵を用いて開閉する機構は銀鍍金錠と同様であるが、現在、鍵に相当する部位が失われている。出所:「唐皇帝からの贈り物」
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