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青磁四耳壷 2007年11月16日(金)更新

青磁四耳壷

【和:せいじしじこ
【中:Qing ci si er hu
隋・唐・五代|陶磁器>青磁四耳壷

隋~唐・6~7c
1971年西安市長安県韋曲出土
口径12.9cm、高27.4cm、重4570g
西安市文物保護考古所蔵
 卵形の胴部に、短く立ち上がる口と縦形の耳がつく壺である。肩に2条、胴部下平に1条の突帯が巡り、単純な器形のアクセントとなっている。耳は粘土ひもを曲げて形作ったもので、丸い粘土板をはめ込んで鋲で留めたような形を表している。内外面とも透明感のある淡黄緑色釉が全面にかけられており、釉面には濃淡や流下が見られる。底部はややひらき気味に突出し、底面は平底で、一文字形のH跡が3個残る。通常このタイプの四耳壺には口縁端部にも同様の目跡が残り、積み重ねて焼成されたと考えられているが、本品の口縁には目跡が見られず、焼成の際に重ね積みの最上部に置かれていた可能性が高い。
このタイプの青磁四耳壺は、北朝末から初唐期(6~7世紀)にかけて華北の墳墓の副葬品としてよく見られ、実用品ではなく副葬用に作られた器―明器―と考えられる。本品はその中でもやや時代の下がるもので、隋から唐代初め頃に位置づけられよう。類似する器形で禄釉や、白磁、三彩のものも知られ、華北一帯でかなり広範に生産された器種と言える。出所:「唐皇帝からの贈り物」

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