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齋藤道子(さいとう みちこ)2007.11.21更新
研究者>齋藤道子(さいとう みちこ) |
現在:東海大学歴史学科東洋史専攻 教授 |
慶應義塾大学大学院文学研究科出身、文学修士 |
所属学会: |
東方学会 |
日本道教学会 |
東洋史研究会 |
中国社会文化学会 |
中国出土資料学会 |
研究テーマ・分野
これまで、春秋戦国時代に揚子江流域に君臨した大国の楚の政治史を継続的に研究しています。具体的には楚の政治的拡大、またかつて周王朝によって封建され、その意味でいわば周文化圏といえる中原の諸侯国地域と楚の政治的関わり方や、中原のモデルに当てはまらない楚の政治・社会的独自性などの分析を進めてきました。
最近ではさらにそうした古代社会をより深く理解するために、当時の政治制度や社会制度の基盤となった、人びとの精神世界や価値基準といった面へも関心を向け、当時の人びとにとって自分たちの祖先やそこに住み続けてきた土地がいかに自分たちの生存そのものに関わる重大な要素であったか、さらに当時にあっては領土の支配とは具体的にはどういったことをその内容としているのか、さらには当時の支配権はどのような観念に支えられていたものであったのか、といった諸点の研究をも進めています。
主な研究業績
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「春秋後期の楚の“公”について」(『東洋史研究』45-2、1986
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「春秋時代における統治権と宗廟」(伊藤清司先生退官記念論文集編集委員会編『中国の歴史と民俗』第一書房、1991)
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「春秋諸侯の国内掌握」(『史学』62-4、1993)
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「古代中国における土地と人間」(松本亮三編『時間と空間の文明学1』花伝社、1995)
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「春秋楚国の王と世族」(『日中文化研究』10、1996)
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