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片山 章雄 (かたやま あきお)2007.11.21更新
研究者>片山 章雄 (かたやま あきお) |
現在:東海大学歴史学科東洋史専攻 教授 |
上智大学大学院文学研究科出身、文学修士 |
所属学会: |
史学会 |
東洋史研究会 |
東方学会 |
内陸アジア史学会 |
唐代史研究会 |
研究テーマ・分野
主に古代の北アジア・中央アジア地域の歴史を研究しています。北アジアとは、モンゴル方面を中心とする遊牧民族が居住している地域で、古来幾多の民族が興亡しましたが、南方の中国王朝とも対立や交易の関係がありました。これらの問題を、遊牧民が独自の文字史料を残した突厥(とっけつ)や迴こつ(かいこつ、ウイグル)の時代に焦点を当てて追跡しています。
また、古代に西域と呼ばれた中央アジアには、多くの都市国家や交易ルートがあり、中国王朝や北アジアの遊牧民と密接な関係がありました。ここはまた、乾燥していて遺跡や文字史料が多く発見される地域です。吐魯番(トゥルファン)や楼蘭、敦煌などに関する考古学・美術史の資料や文字史料は、19~20世紀の近代の探検の歴史のなかで出現したものも少なくありません。日本の大谷探検隊も踏査発掘していますが、これらも含め史資料の来歴追跡と利用も課題にしています。
主な研究業績
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『迴こつタリアト・シネ=ウス両碑文のテキスト復原と年代記載から見た北・東・中央アジア』(1994)
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『近代アジア・日本関係における大谷光瑞の足跡資料の基礎的整理』(1999)
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『大谷光瑞及び欧亜随従者・探検隊員送受現存書簡資料の整理と研究』(2002)。
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近刊論文等:「大谷光瑞の英文著作」(東海史学第36号、2002)
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「大谷探検隊収集墓葬美術資料のリスト整理と構図・原形の復元」(鹿島美術研究年報第19号別冊、2002)
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