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浅井 紀 (あさい もとい)2007.11.21更新
研究者>浅井 紀 (あさい もとい)) |
現在:東海大学歴史学科東洋史専攻 教授 |
慶應義塾大学大学院文学研究科の出身、文学博士 |
所属学会: |
東方学会 |
史学会 |
東洋史研究会 |
研究テーマ・分野
中国の明清時代の、いわゆる白蓮教や羅教の系統に属している異端的民間宗教および民間宗教結社の教義・歴史を主たる研究課題としています。これらの民間宗教は儒教・仏
教・道教の三教の教義を基礎に置き、それらを混合した独特の教義をつくりあげていま
す。その教義は世界の成り立ちから、人類の誕生とその苦難、そして苦難からの救済を説くものであり、千年王国的救済信仰の傾向がつよいものです。これらの教義の内容は宝巻と呼ばれる経典によって知ることができます。
私はこれらの宝巻の内容の分析を通じて、明清時代の民間宗教の教義や歴史を解明することに努めています。さらに、これらの民間宗教によりしばしば起こされた民衆反乱の実態を考察し、その歴史的性格の解明に努めています。また、これらの民間宗教の対極に位置している、王朝権力を支える、正統国家宗教である儒教およびその国家祭祀の性格も考察しています。
主な研究業績
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『明清時代民間宗教結社の研究』(研文出版、1990年)
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(論文)「羅教の支派ー霊山正派」『史学』63巻3号、1994年3月 41頁~69頁
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(論文)「宝巻流宗教結社と道教」 講座道教第5巻『道教と中国社会』雄山閣出版、2001年2月 29頁~46頁
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(論文)「明代の保明寺と西大乗教」『明代史研究会創立三十五年記念論集』汲古書院
2003年 479頁~491頁月
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(論文)「明代の順天保明寺再考ー呂妞の死をめぐって」『東方学』111輯、2006年1月 107頁~122頁
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