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白玉兎形鎮(1個) 2007年11月27日(火)更新
【和:はくぎょくうさぎがたちん】 |
【中:Bai yu tu xing zhen】 |
隋・唐・五代|金銀・玉器>白玉兎形鎮(1個)
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唐・8世紀
1980年西安市東郊国棉五廠住宅小区M29墓出土
長8.0cm、高5.8cm、重428.9g
陝西省考古研究所蔵
白色でわずかに濁りのある玉材を彫り出し、直方体の座の上に蹲る兎をかたどる。底面が平滑に整形され、兎形の形態や大きさが手に持つのにちょうどよく、また、適度な重量があることから、鎮(重し)の類と考えられる。本品と同じように、兎を鈕(つまみ)とした鎮の類品も知られている。
唐代には、龍あるいは鳳凰といった空想上の動物とともに、実在する動物も様々に造形化された。馬や駱駝をはじめ、獅子、牛、豚、羊、驢馬、犬、鳥、虫、魚など、何らかのかたちで当時の人々になじみ深い動物は、器物の意匠としても絶好の題材であり、兎もそうしたもののひとつであった。
おおまかな刻出ながら、兎の各部の特徴が抽出されて、生動感ある表現となっていることなどから、唐代盛期あるいはそれをあまり隔たらない頃の制作と推測されよう。出所:「唐皇帝からの贈り物」
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