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行書蘇軾重九詞軸 2007年12月09日(日)更新
【和:ぎょうしょそしょくちょうきゅうしじく】 |
【中:Xing shu su shi chong jiu ci zhou】 |
明・清|彫刻・書画>行書蘇軾重九詞軸
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董其昌筆
紙本墨書
縦214.0 横54.3
明・天啓元年(1621)
上海博物館蔵
董其昌、字は玄宰。思白、香光、思翁などと号した。華亭(上海市松江)の人。明の嘉靖三十四年(1555)に生まれ、崇禎九年(1636)に歿した。万暦十七年(1589)、進士に登第し、官は翰林院庶吉士がら南金礼部尚書に至り、歿後、文敏と謚された。書画を善くし、名跡の鑑定に精しく、その革新的な画風とともに尚南貶北論を提唱して、明末清初以降の南宗画の展開に大きな影響を与えた。
宋の蘇軾の「西江月・重九」詞一首を行書で録し、「大宗伯印」白文方印、「玄宰氏」白朱文合刻方印、および起首に「賞玄斎」朱文長方印を分している。款記の辛酉は天啓元年(1621)、童其昌六十七歳。その書は初め米芾を宗とし、趙孟頫の練熟した作意の書に対して率意の書を志向し、明代中期に蘇州を中心として盛行していた呉派の固定化した形式を否定して、文人士大夫精神の自由な発露を主張した。円勁で瀟灑な書風で、董其昌の行書のなかでは比較的穏やかな晩年の作である。呉湖帆旧蔵品。表装は万暦の原装である。出所:「上海博物館展」
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