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臨王街寒塊帖軸 2007年12月10日(月)更新
【和:りんおういんかんぎょうじょうじく】 |
【中:Lin wang jie han kuai tie zhou】 |
明・清|彫刻・書画>臨王街寒塊帖軸
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王鐸筆
絖本墨書
縦186.8 横50.7
明・崇禎十年(1637)
楊瓞緜氏寄贈
上海博物館蔵
王鐸は、字を覚斯、党之といい、十樵、崇樵、痴庵などと号した。孟津(河南省)の人。明の万暦二十年(1592)に生まれ、倪元璐(1593~1644)、黄道周(1585~1646)と同年の天啓二年壬戊(1622)の進士。明朝に仕え、官は編集から礼部尚書に至った。順治二年(1645)清朝に降り、礼部尚書を授かり、清の順治九年(1652)に歿し、文安と謚された。後世、明清両朝に仕えた貳臣伝中の人として、その進退が非難された。
『淳化関帖』巻四に刻入される、南朝梁の王筠(481~549)の尺牘を揮毫した作である。款記「起哉表弟一噱、王鐸、丁丑六月」の後に、「学士之章」白文方印、「王鐸之印」白文方印を鈐す。丁丑は崇禎十年(1637)、四十六歳。王筠の書は行書であるが、ここでは連綿を多用し奔放な気勢で、原帖の趣とは懸隔の甚だしい姿態となっている。出所:「上海博物館展」
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