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三彩官人(2) 2007年12月18日(火)更新

三彩官人(2)

【和:さんさいかんじん
【中:San cai guan ren
隋・唐・五代|陶磁器>三彩官人(2)

高123
唐・八世紀
上海博物館
 盛装の官吏の姿をあらわしている。頭には半やかな飾りのついた礼冠を戴き、袖口の広い長衣をまとっている。三彩官人(2)の裾からは先端が大きく花形にはねあがった靴がのぞいている。このような唐三彩の俑はいうまでもなく死後の世界で墓主に仕えるべく作られたもので、厚葬の風を背景に、盛席期、八世紀前半頃に盛んに製作された。
人物をあらわした唐三彩の俑は、このように頭部には釉薬をかけずに焼きあげ、絵具で彩色を施すのが通例である。面貌には迫真の表現を期しているのである。眉や髭は細密な等線であらわされ、唇には朱がさされている。また、三彩官人(1)の冠の線には金彩が残存している。 一方、衣文などは簡略化され、色鮮やかな三色の釉がかけ分けられており、袖口などには蠟抜きの技法も用いられている。三彩陶ならではの華麗で装飾的な効果が追求されている。
唐三彩の文官俑は数多く製作されているが、この俑は類品の中でも姿がひときわ大きく堂々としており、表情は威厳に満ちている。これほどの威容を誇るものは少なく、代表作の一つにあげることができる。出所:「上海博物館展」

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