考古用語辞典 A-Words

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五彩団龍文壺 2007年12月20日(木)更新

五彩団龍文壺

【和:ごさいだんりゅうもんつぼ
【中:Wu cai tuan long liu wen hu
明・清|陶磁器>五彩団龍文壺

景徳鎮窯「大明嘉靖年製」銘
高37.4、口径21.8、底径18.8
明・嘉靖(1522~66)
上海博物館
 胴の六箇所に縦に凹みをつけて瓜形につくり、各面に黒彩で円形の窓を設け、それぞれに様々な色で彩られた龍文と波濤文とを描いている。龍は反時計まわりに黄、緑、赤、青、赤、青の順に並んでいる。肩と胴下部には仰覆の芭蕉文を配し、胴裾には波濤文が描かれている。円窓の周囲を様々な色の花をつけた唐草文で埋め、短い頸部にも花文が描かれている。底裏はほぼ平らで中央部のみ丸く施釉があり、青花で二重円圏内に「大明嘉靖年製」の二行銘が記されている。
文様は青、黄、緑、赤の上絵具と黒彩、赤彩の線描とを塗り重ね、すべて釉上彩の技法によってあらわされている。繁縟ともいえる濃密な文様構成であるが、色彩の配置が巧みであり、華麗な装飾効果を生みだしている。出所:「上海博物館展」

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