考古用語辞典 A-Words

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加彩車馬人物鏡 2007年12月29日(土)更新

加彩車馬人物鏡

【和:かさいしゃばじんぶつきょう
【中:Jia cai che ma ren wu jing
秦・漢・三国|青銅器>加彩車馬人物鏡

紀元前206~後24年
青銅 加彩
径28cm 
1963年西安紅廟坡出土
西安市文物管理処蔵
 三弦文の鈕(つまみ),鈕座は円形で朱色であるが,その文様は不明瞭。鏡縁は連弧文がほどこされている。文様は内区と外区にわかれ,内区の素地は淡緑色で,朱紅色の円い花によって四部分に分れ,いずれにも藍色の雲文がほどこされている。外区には主要な文様がほどこされている。素地は朱紅色で,藍地に白い点の琉璃珠文によって四部分にしきられ,狩猟,出行,謁見,対話などの4つのけんらんたる図柄が緑,白,黒,藍などの色彩で拙かれている。人物,車馬,樹木は生きいきとしており,描き方がこまやかで美しい。これはいままでに発見された前漢の加彩銅鏡のうちでも逸品である。また,この絵の内容は当時の支配階級の生活の有様を反映したものである。出所:「シルクロード文物展」

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