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三彩碗 2008年01月03(木)更新

三彩碗

【和:さんさいわん
【中:San cai wan
隋・唐・五代|陶磁器>三彩碗

618~907年
陶・三彩
高7.4cm 口径17.2cm
1962年乾県唐永泰公主墓出土
陝西省博物館蔵
 口緑はひろがり,腹部は深く,圏台がつく。白色の地で,器内には赭,緑色の十二条の垂条文,外壁には,黄,緑,藍色の細い垂条文がほどこされ,外壁中央には弦文が一周している。永泰公主墓からは、俑をはじめ、金銀器、陶磁器、玉器など、墓主の地位にかなった数々の副葬品が発見され、それらは、当時の造形芸術の質の高さを物語っている。この碗も、唐三彩の器物の遺品の中で、代表的な作例として名高いものである。裾からなだらかな曲線を描いて胴が広がり、中ほどの段差を経て垂直に立ち上がってから、口縁にかけて外反する。低めの高台は、外周の角が落とされて丸く成形され、幅一センチメートルほどの畳つき部分の内側は、 一段低く削り取られて、平面をなす。全体に丁寧な仕上げがなされ、たっぶりとした張りと安定感がある。薄作りであるととや、胴の稜線のあり方には、他の多くの三彩器と同様、金属器の形制を手本としたことがうかがわれる。
胎上は白く、高台裏面(畳つき)およびその内側の部分を除いて、全面に施釉される。内面には、白釉の上に緑釉をかけて三角形状の文様として、そこに褐釉をまばらに流しがけし、外面には、白釉地に緑釉と褐釉を線状にかけ流し、内外面の意匠に巧みな変化をもたせている。 一部にひび割れがあり、釉の表面に掠り傷がみられるものの、時を経てもなお万人に好まれる美麗な作といえよう。出所:「シルクロード文物展」

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