考古用語辞典 A-Words

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獣首瑪瑙杯 2008年01月05(土)更新

獣首瑪瑙杯

【和:しゅうしゅめのうばい
【中:Shou shou ma lao bei
隋・唐・五代|金銀・玉器>獣首瑪瑙杯

3世紀
瑪瑙・金
高6.5cm 長15.6cm
1970年西安何家村出土
陝西省博物館蔵
 酒器。角製の杯に源をもつ。すなわちリュトンである。一塊の瑪瑙から彫成している。牛の頭の形である。耳と目はとびでている。上の口は円に近い。他の一端は牛首のかたちをしており,獣口の部分には彫刻のある円帽形の金栓をはめている。それにあるまるい凹みは宝石かなにかが嵌装されたあとかも知れない。角はうしろに伸びて,杯口とつらなり把手となる。瑪瑙には,褐,黄,白色の条文様がある。彫刻は精緻で,西方流行の器の形をしている。これは中国と外国との間の友好的な往来,文化交流を反映した貴重な実物である。出所:「シルクロード文物展」

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