考古用語辞典 A-Words

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武威磨咀子漢墓出土木彫 2008年01月07日(月)更新

武威磨咀子漢墓出土木彫

【和:】
【中:
秦・漢・三国|彫刻・書画>武威磨咀子漢墓出土木彫

紀元前206~後220年
 武威は漢代における武威郡の郡治の所在地で,河西走廊の東端にあり,地理的に重要な所であった。磨咀子は武威県の南15キロの祁連山の麓の雑木河西岸に位置する。新中国成立以来多くの発掘をおこなった結果,大量の珍しい文物が発見され,なかに保存のよい漢代木彫も少なくなかった。
その特徴は,簡潔な表現手法を用い,精神の面,形式の面でも渾然とした効果をあげていることである。加彩木製猴はこの表現手法を用いた代表作品である。加彩木製一角獣はその角,四肢,およびぴんと立つ尾にいたるまですべて,力の充実を感じさせる。六博は頭を使って勝負する遊戯で,向かいあって坐る二人の人物には一角獣に用いられたような誇張した手法ではなく,素朴な手法を用い,その気分を表現している。出所:「シルクロード文物展」

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