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塞上烽火品約木簡(2個) 2008年01月08日(火)更新
【和:さいじょうほうかひんやくもくかん】 |
【中:Sai shang feng huo ping yue mu jian】 |
秦・漢・三国|彫刻・書画>塞上烽火品約木簡(2個)
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紀元前206~後220年
木・墨書
長38.5cm 幅1.5cm
1974年額済納旗破城子漢代烽燧遺址出土
甘粛省博物館蔵
第一枚目の本簡の内容は,昼または夜,匈奴の侵犯があった場合,各烽火台はどのように苣(たいまつ)と,積み重ねた薪を燃やすかの処置と,どのようにほかの烽火台と連絡をとるか,の規定。
第二枚目の本簡の内容は, もし匈奴の侵犯をうけたさい,夜間風がつよい場合,燃やした苣やまたは積んだ薪の火がはっきり見えない場合は,ただちに駅馬をとばして早く各烽火台に通知しなくてはならぬ, という規定。
これは合計17枚の本簡からなり,居延都尉の甲渠,卅井,殄北が敵の侵犯をうけたさいの薪火のたき方,炬のあげ方などの警報の発し方を規定した連合防衛に関する約束である。これは古代の烽燧制度を研究するうえで極めて重要な資料価値をもつものである。出所:「シルクロード文物展」
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